どうでもいいことを重要視するとどうなるのか
ライフハック 2010-06-12
パーキンソンの法則をご存じでしょうか。この法則は、組織はどうでもいい物事に対しても重要であるかのごとく振る舞うというものです。それは『仕事のための仕事』を作り出すといった、人間の心理的を上手くついたものです。そんなパーキンソンの法則に飲み込まれて、自分勝手な存在意義を主張して個別最適に走り、全体が機能不全に陥った例は数多くあります。
どうでもいいことを重要視すれば当然中身は薄いものになる。
どうでもいいことを重要視すればそれがデフォルトになり、それに納得できない人はしぶしぶでも受け入れなければなりません。不合理なことをやらされるプレッシャーが与えるものは砂を噛む様な味しか残しません。今後のベーシックとして、どうでもいい部分が必要ならば求めるに値するものですが、そういったものは存在意義のためだけに有る場合が多いのです。
拡大させるためだけに、中身の無いものまで詰め込めば濃度は当然薄くなります。
もちろん効率は下がりますが、それ以上に問題なのは濃度が薄くなることによる拡散です。拡散は方向性を失うことです。進むべき道を選択する際に迷いを生じるようになります。存在意義が疑わしいところからの意見を真に受けていればそもそも選択などできなくなるのです。そうなれば、絶対に歩まなければならない道に対しても大きなブレーキがかかります。
そんなパーキンソンの法則を乗り越えるためには、現状の濃度を上げつつ徐々に拡大していかなければなりません。その濃度を濃くしていく過程は永遠の自己研鑽でも要求します。能力を上げて次に挑んでもまた労苦が待っている。そんな状態に突っ込むなら、濃度を下げて楽をした方がいいと考えることは自然なことかもしれません。
しかし、そんなパーキンソンの法則に飲み込まれる前に、良く考えて欲しいことがあります。どうでもいいことを重要視すればそれがデフォルトになってしまえば納得できなくともそれを受け入れなければなりません。不合理が与えるものは砂を噛む様な味です。意味の無いことを永遠とやらされることを楽として受け入れるなら、それは廃人への道です。
パーキンソンの法則に執り付かれていると思ったら、もう一度自分を鏡で見てみましょう。そこに居るのは本当の自分でしょうか。confer Parkinson's Law
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